令和7年8月8日(金)、島根県森林土木技術協会は「第19回研修会」を島根県民会館3階大会議室にて開催しました。
本研修会には、県・市町村職員および協会員企業の皆様など、会場参加60名、オンライン参加74名、合計134名の方々にご参加いただきました。

開会式・基調講演
13時より開会式を行い、その後、林野庁 森林整備部 治山課 施設計画班 課長補佐 中島浩徳様(代理:大島広靖様)による講演がWEB形式で行われました。
テーマは「令和7年6月に閣議決定された国土強靭化中期計画における治山事業の内容について」で、約1時間にわたり最新の政策動向と治山事業の方向性についてご説明いただきました。

技術発表
続いて、県職員および協会員による技術発表が3題行われました。

  • 長大斜面崩壊地での復旧事例について(島根県職員)
  • 令和6年度 能登半島地震及び豪雨災害の緊急支援業務から感じた島根半島防災対応(協会員)
  • 急峻な地形における林業専用道(規格相当)計画について(協会員)
    それぞれの発表では、現場での課題や対応策、今後の展望について具体的な事例を交えて紹介され、参加者からも多くの関心が寄せられました。

情報提供
最後に、島根県農林水産部 森林基盤整備・防災対策室より、
「島根県治山施設個別施設計画による点検及び、治山施設の長寿命化対策について」
というテーマで情報提供がありました。施設の維持管理に関する最新の取り組みが共有され、今後の技術的対応への理解が深まりました。

おわりに
今回の研修会は、森林土木技術の向上と地域防災力の強化に向けた有意義な機会となりました。
ご参加いただいた皆様、講演・発表をいただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も当協会では、技術者の育成と情報共有を通じて、持続可能な森林整備と地域貢献を目指してまいります。